えん的つむぎcafe

着物の魅力を発信していきたいブログ

三日坊主どころか・・・

こんにちは!えんです。3日坊主どころか、ものすごい空いてしまいましたねw

てなわけで、今日はテーマも特になく、自分の気持ちをつづっていこうかなと思います。

 

えーと、新しいお仕事を始めて55日目を迎えたところでございます。

なんだかんだでお休みも多くあるので、そこは気にいっているのですが、いかんせん仕事を覚えるのが難しいなと日々感じております。

 

着物屋さんって入りにくいですよね。

私自身が23、4歳ころに初めてちゃんとした着物屋さん・・・今えんが働いてるようなチェーンの着物屋さんですが、そこで初めていい浴衣を買いました。

値札を見ると、今まで買ってた浴衣の5,6倍。ひぇーと内心思いながら、店員さんから試着していきませんと言われ、どきどきしながら試着したのを覚えております。

そのときはまさか買うつもりはなく、試着だけならいっかーみたいな気持ちでした。

 

だけど、1枚目、2枚目・・・店員さんに言われるがまま5枚目を試着して、何だこの雰囲気は???帰れない・・・と思い、最終的には上手く丸め込まれて、浴衣と帯と肌着と下駄を買っていきました。買わないと帰さないぞ的なあの雰囲気。

今でも恐ろしかったなと思います。あのお着物屋さん、デザイン可愛いんだけど、そのとき以来1度も足を踏み入れておりません。

そして、今その逆の立場にいるのですがw

 

なんていうか、今の仕事を始めたときは毎日がカルチャーショックでした。

接客方法、販売方法、営業方法、すべてがなんか古い。

古臭い。

 

今2017年だよ???と内心思いながら、上司に教わることを「はい、へ~」みたいな。

だから着物屋さんってここまですたれてきたのでは???とも思いました。

 

ていうのも、お客さんが来たら買っても買わなくても、試着してもらうというのが毎日の目標で、必ず店頭に足を止めたお客さんには声をかけなきゃいけません。

 

まぁ、販売の仕事だとそれは普通かもしれませんが、声をかけたそのあとですね。

「お客様が知らない情報を教えて差し上げないといけない」という理念のもとにいろいろ情報をお話しないといけない。

 

そりゃ、お客さんにも嫌がられますよね。

 

でも、そんなで何十年もずっとやり方が変わっていないのだから、今後は心配。

 

ただ、最近私の意識も変わりつつあって、なんとなくそんな2017年と45度くらい違うこの仕事が楽しいと思い始めてきた。

なんでかっていうと、お客さんとのやりとりがまるで囲碁のようだからです。

 

父が囲碁が大好きなので、小さいときから囲碁は見てきたけれど、

お客さんとの会話がまるで囲碁の盤面のように見えるのです。

 

私がこっちに黒を打つ。お客さんが白をあっちに打つ。じゃあ、次何て言おうか?

みたいな。

 

普通の接客と違うのは、やはり高額商品にあたるからなのだろうけど。

なかなかやりがいはありそうです。

 

すみません、だいぶそれましたが、着物屋さんって入りにくい。

だけど、1度入ってみると、なかなか面白い世界ですよ

と、これから着物を新しく始めたいという方にはお伝えしたいですね。

 

試着は店員に言って、ぞんぶんにやってください。

そして要らなければ、要らないと強く言えば、大抵は大丈夫かと思います。

 

「もう帰ります」

「要りません」

「今日は買いません」

「好きじゃない」

など、自分の意志を固くお伝えすれば大抵は断れます。

 

着物屋に騙されて高い着物買わされたと思う方は、それは意志がふらふらしているから。

あの日の私もそうだった。だけど、買った浴衣はすごく気に入っているので、あの日着物屋に買わされたっていう思いはあったけど、あの買い物は後悔しなかった。

そんなもんなのかも。

 

なんて、思う今日この頃です。

明日も頑張ります!

えんでした。