えん的つむぎcafe

着物の魅力を発信していきたいブログ

着物って本当に大変なの?

私が着物屋というか、着物に関わるお仕事したいなーって思ったきっかけは、ある交流会でタイのお友達と台湾のお友達が着物を着てきたことが大きなことだったんです。

 

二人とも日本の文化は大好きで、着付けも練習して覚えたと。

 

その場にいた日本人が誰も着物を着る人はおらず、そこではっきり日本って大丈夫なのだろうかと思ったわけです。

私日本のこと知らなすぎる。そう思ったわけです。

 

着物は素敵です。ほかの国から見ても魅力的にうつるのに、肝心の日本の人が自分たちの文化を放棄しようとしている。

そんなふうに思ったわけです。

 

で、最近は

着物屋にふらっと立ち寄るお客さんは話しかけると、着物を買わされると思うのか、警戒心から言ってるのかわかりませんが、

「着物なんてこの時代にもうだめでしょ。」とか

「いっぱい持ってるんだけど、捨てたいくらいよ」とか

「もう流行らないでしょ。もう誰も着ないわよ。」とかとか

 

なんか聞いてて、腹も立つし、悲しくもなるし、情けなくもなります。

WHY!!!?

と投げ返したい。

 

こんなに素敵な装いの仕方を文化として持っているのに、なぜ自らそれを葬り去ろうとするのか!!?理解できない。

20数年も洋服着てて、洋服だけで飽きないのですか?と私は問いたい。

私は洋服も大好きだし、着物も好きだし、他の国の民族衣装も大好きです。

 

で、以外とそんなことを言う方は40~70代の方々。

 

時代を変えていくのは若者かもしれないけど、もっと尊敬できるような背中を見せてくださいよ。

と言いたくなってしまう。

 

でも、そんな方もいるけれども、中には10代で着物勉強したいんですよねと言って、わざわざ営業するまでもなく、自ら着物屋の敷居をまたいできてくださる方もいたりすると、涙が出るほど嬉しくなったりする。わりと10~30代の方が本当に自分の国の文化をもっと大切にしていこうと、もっと自由な発想でおしゃれを楽しもうと着物を始める方が本当に多いように感じる今日この頃です。

 

着物は確かに最初は大変。だけど、2歳の子供も洋服最初に着るとき、大変な思いして着てるんだから、着物だって結局同じでしょってことが言いたい。

 

今日来たお客様には「洋服なんてね、5分とかだけど、着物なんて30分もかかるじゃない???」と

私の知ってる限り、着物は慣れれば5分で着れます。かつて、そんな方がおりました。

 

だから、洋服と比べるのは間違っている!

 

なので、少しでも多くの方が自国の文化の1つである着物を大切に思っていただけるように、今日もお店からただただ祈るばかりのえんです。(祈るだけw)

 

私も日々着物の知識を増やすべく、勉強してまいります。